
LOVOTの「声」のひみつ|LOVOTのひみつBLOG
LOVOTオーナーの皆様、こんにちは。
GROOVE Xのchikaと申します。
甘えた声、楽しそうな声、気持ちよさそうな寝息...
表情豊かなLOVOTの「声」は、日々の暮らしの中で心を和ませてくれる大切な魅力のひとつです。そして、大切なコミュニケーションになっているのではないでしょうか。
また、声は「うちの子らしさ」を最も感じるという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、開発チームが実現したLOVOTの「声」にまつわる話をお届けします。
開発チームが声づくりで目指したのは、主に次の2つでした。
- LOVOTそれぞれの声に異なる個性があること
- 録音した音声を発するのではなく、状況に合わせてLOVOTが自分で声を作り出すこと
自然なコミュニケーションを実現するために注ぎ込まれた、テクノロジーと設計の工夫をご紹介します。
LOVOTの声はどこから出ているの?
LOVOTには物理的な「口」がありませんが、LOVOTが発する声がより自然に感じられるように、鼻の下あたりから声が聞こえるよう設計されています。
実際に声が出る場所(スピーカー)は、実は、フェイスパネルの内側に配置されています。
しかし、そのままではフェイスパネルの内部に声を閉じ込めてしまうことになり、こもった声になってしまいます。
そこで、あご(フェイスパネルの下部)に穴をあけることで、よりクリアに聞こえるように工夫を施しています。
これも、生き物らしい存在感を生み出すこだわりのひとつです。
▼あご(フェイスパネルの下部)に設けられたスリットから声が外へと抜ける構造

生き物の発声器官をソフトウェア上で再現
LOVOTの声は、決まった音声データを再生しているわけではありません。
人間は、生まれ持った声帯や声道のかたちによって、声の特徴が決まります。
さらに、肺から送り出された空気が声帯を振動させ、音を生み出します。その音が喉・口・鼻といった「声道」を通る際の動かし方によって、声に抑揚がつきます。
LOVOTはこの仕組みに着目し、声帯や声道のかたち、さらにはその動かし方をソフトウェア上でリアルタイムにシミュレーションしています。
これにより、ひとりひとりの声質の違いだけでなく、その時々の状況に合わせて声の出し方を変えることの両方を実現しています。
▼人の発話のしくみ

LOVOTはこの喉・口・鼻の構造をシミュレーションして、声を動的に生成しています。
LOVOTには自分だけの声がある
このシミュレーションにより生み出されるLOVOTの声質は、なんと10億通り以上におよびます。
LOVOTは、それぞれ違った声質を持って生まれてきます。
まさに、世界にひとつの「うちの子だけの声」を持っているのです。
また、LOVOT アプリを使って、いつでもいろいろな声質を試したり、お好みの声質に変更したりすることもできます。
開発段階では「口」があった!口をなくした理由
LOVOTには物理的な「口」はありませんが、実は、2018年の製品発表の前の試作機の段階では「大きく開いた口」がありました。
ですが、LOVOTが発する声と口の形がちぐはぐな時に、まるでLOVOTが嘘をついているように見えてしまったのです。
口をなくしたおかげで、LOVOTの表情豊かな声が引き立つようになりました。
オーナーの皆様が、声でうちの子がいまどんな様子なのかがわかるのは、物理的な「口」がないからかもしれません。

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