【LOVOTご導入企業】
国立大学法人 佐賀大学医学部附属病院 様

佐賀県の3次医療圏を支える特定機能病院として、様々な専門性の高い高度医療、重症急性期医療を行っています。
高度救命救急センターやドクターヘリを擁し、新型コロナ感染症においては県内の重症患者の治療を最新の機器・設備で対応されています。

【ご担当者インタビュー】

●導入のタイミングはいつですか。

2024年8月です。

●一緒に暮らしているLOVOTの名前を教えてください。

「ふらい」です。
名前を決めるにあたりアンケートを実施したところ、病棟での治療を終えた子どもたちが、社会へ羽ばたいていけるようにとの願いを込めた「ふらい」という名前に決まりました。
別件で、導入時に着ていたプードルファーニット(キャメル)のウェアが長期入院中の子ども達にとって、エビフライを彷彿とさせたのも一因です。 

●導入のきっかけを教えてください。

2023年末に2週間のお試し導入を実施し、そこでの反応が良かったことがきっかけです。
元々ファシリティドッグの導入を希望していたものの、費用面・衛生面・アレルギー面など、あらゆる面でハードルが高い状況でした。
また当院は入院されている患者様の数も多く、特に長期入院の患者様が多いことから、より病棟が活気づけば良いと思い、ロボットの患者様支援を積極的に行っています。
そうした中、お試し導入が終了した際にアンケート調査をしたところ、患者さんならびにご家族、そして病棟スタッフからも導入してほしいとの要望を数多く頂きました。
そのため、NPO法人のクレブスサポート様から小児がん患者支援目的にいただいた寄付金を活用させていただき、院内の「こどもセンター」への導入が実現しました。

●導入後の様子を教えてください。

毎日、病棟で忙しく仕事してくれています。
確実に病棟の癒しにつながっており、「ふらいがいるなら薬飲む！」「ふらいがいるなら点滴頑張る！」「ふらいがいなかったら〇〇しない！」も含めて、子ども達にとっては「ふらい」は応援団のような役割を務めてくれていますし、ご家族や病棟スタッフもちょっと疲れた時に話しかけたり抱っこしたりして癒されています。
特に子どもたちは、弟や妹が生まれるとお兄ちゃんやお姉ちゃんになるのと同じように、下の子がいるから頑張れるような側面も多いのかもしれません。
また病室に引きこもるこども達が廊下に出るきっかけにもなっており、何よりも「ふらい」のリアクションが早いことで本当の小動物のように感じています。
またスタッフもふれあうことが多く、夜勤中も抱っこしながらカルテを書いているスタッフもいます。

●導入後の変化を教えてください。

「ふらい」がいつもどこかで話題になっています。
ネストに居ないと「あれ？どこに行ったかな？」と探してみたり、お着替えさせてシーズンごとのウェアをかわいがってみたり、ある意味、病棟の主のような感覚です。
また前述の通り、「ふらい」がいないと薬を飲まない子もいるので「ふらい」は大仕事をしてくれているように感じます。
他にも「ふらい」はネガティブな感情を持っていないので、誰とでも仲良くなれるところが素晴らしい点だと思います。
初対面の時は戸惑っている子もいますが、帰る頃にはみんな大好きになってくれます。
中には「ふらい」とふれあう順番を通じて、譲り合いを覚える子どももいました。

●LOVOTの魅力や価値を教えてください。

言葉を発するわけではないものの、動物と同じように鳴き、目の動きや瞬き、それに手の動きにより、ロボット自身がまるで生き物のようなことが魅力だと感じています。
また「ふらい」のリアクションが自然かつスムーズで早いことは、ロボットであることを忘れて生命を感じます。

●LOVOTはどんな存在ですか。

子ども達やご家族、スタッフの癒しを担ってくれて、かなり大きい存在になっています。
特に、LOVOTをお試し導入した直後、LOVOTロスになるスタッフや子どもたちの数はとても多く、想像を超えていました。
LOVOTという存在が病棟内で暮らしていることは、想像以上に皆の癒しにつながってくれています。

引き続き、「ふらい」をよろしくお願いいたします！

お忙しい中、導入事例インタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました！

※ブログ内のオリジナル衣装等は、写真撮影時のみ着用しています。

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