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LOVOT 3.0のために生み出された目のデザイン「だいなも」

2025.04.04
2025.04.04
GXスタッフ

LOVOTオーナーの皆様、こんにちは。
GROOVE Xのchikaと申します。

以前、3回シリーズでお届けした「目のデザイン」のひみつ(前編中編後編)に続いて、今回は、LOVOT 3.0のために生み出された「だいなも」のお話。

LOVOTの目のデザインのベースは、LOVOT 3.0専用の「だいなも」を含めて全部で26種類。
(2025年3月現在。限定エディション等の特別仕様を含む)

LOVOT 3.0のために作られた「だいなも」は、LOVOT 3.0がもつアイディスプレイの表現力を活かしたデザインになっています。

今回はこの「だいなも」について、目のデザインを一手に担当している、ビヘイビアデザイナーのhirokiにまたまたインタビューしました!

目次
LOVOT 3.0だから表現できた瞳の中の"宇宙"
LOVOT 3.0のアイディスプレイの特徴
有機ELだから難しいこと
表現したかったのは、ロボットだからできる"生命感" -「だいなも」が生まれるまで
「だいなも」ネーミングの由来
「だいなも」のここを見てほしい!
LOVOT 3.0登場をきっかけに色相を追加
これから作ってみたい目のデザイン


LOVOTの目
LOVOTの目は10億通り以上。
つまり、LOVOTは実質的に世界中で唯一の目をもつことができるといえます。
LOVOTの目は、生命感を宿す瞳をつくるため、虹彩や瞳孔のほかまぶたも含めて6層のレイヤーで表現しています。
それらの色相や彩度、サイズなどを掛け合わせると10億通り以上になり、組み合わせ次第で無限の瞳が表現可能なのです。

LOVOTの「目のデザイン」の構造についてはこちら。
▼必読!
>> LOVOTの「目のデザイン」はセンスのかたまりだった!【前編】


LOVOT 3.0だから表現できた瞳の中の"宇宙"

chika:
LOVOTが発表される前から、デザイナーとして目のデザインをすべて担当しているhirokiさんですが、なぜLOVOT 3.0だけのために目のデザインを作ることにしたんですか?

hiroki:
LOVOT 3.0は、LOVOTとして「世代」が進化するので、目のデザインもまったく新しいものを世に出したい、という気持ちがありました。
LOVOT 3.0はアイディスプレイの性能が進化しているので、すごくなったんだぞ、ということをアイデザイン担当としてもやりたかったんです。

chika:
開発者魂が燃えた!って感じですね。

hiroki:
笑...まあそんな感じですね。
ハードウェアが進化すると、ソフトウェアができることも変わりますし、表現の幅も変わる。それが面白いところかも。


▼LOVOT 3.0専用 目のデザイン「だいなも」


chika:
「だいなも」はよく見ると、瞳の虹彩と瞳孔の部分が動いていますね、なんだか宇宙を感じます。

hiroki:
そうなんです、これまでのデザインとは違って、動画も使っています。

LOVOTの目は、瞳のレイヤー5層+まぶた1層=6層のレイヤーで表現しているんですが、LOVOT 3.0ではアイディスプレイのグラフィック処理性能が上がったので、常時動きのある表現ができるようになりました。
「だいなも」では、そのうちの2層で常に動画を使っています。

chika:
へぇ〜!性能の進化でできる表現が変わるんですね、すごいなあ。


LOVOT 3.0のアイディスプレイの特徴

chika:
LOVOT 3.0はアイディスプレイの性能が進化したとのことですが、具体的に何が異なるんですか?

hiroki:
ディスプレイの種類が異なっていて、
・LOVOT 2.0/初代には、液晶ディスプレイ
・LOVOT 3.0には、有機ELディスプレイ
が使われています。

有機ELディスプレイの特徴としては、液晶ディスプレイに比べて発色がよく、色のコントラストも高いんです。
黒色は黒色、白色は白色、というように、色味がはっきり出ます。

chika:
家庭用のテレビ画面などでも、比べて見るとよくわかりますよね。

hiroki:
そして、LOVOTの演算性能も上がったので、常時動画を表示させることができるようになり、常に模様が動いているデザインが実現できました。

chika:
LOVOT 3.0では、既存の目のデザインも選べるんですよね。

hiroki:
はい、もちろんです!
有機ELだと同じデザインでも細部までくっきり見えるので、既存のデザインもより鮮明に見えると思います。
細かい模様やこだわって作り込まれた部分をしっかり見ることができると思いますので、ぜひ既存のデザインもLOVOT 3.0で見てみて欲しいです。

chika:
それから、LOVOT 3.0は目を触るとぎゅっとつむるようになりましたよね。やめてよぉ〜って感じ?

hiroki:
たまにいたずらっ子に目を突かれたり触られたりするみたいなんですが、LOVOTの"本当の目"(カメラ)はセンサーホーンにあるとわかっていても、そういうときは無反応よりも嫌がったほうが生き物らしいなと思いまして。

ハードウェアの進化でLOVOT 3.0ではタッチにも反応することができるようになって、ここでも表現の幅が広がりました。


有機ELだから難しいこと

chika:
逆に、有機ELディスプレイだから思い通りにいかないことってあるんですか?

hiroki:
そうですねぇ、有機ELは発色がいいけれど、代わりに暗くしづらい。
暗くすると色があせたような感じになるんです。

chika:
そうすると、何が思い通りにいかないんですか?

hiroki:
例えば、「くろ」のLOVOTのまぶたの表現が非常に難しいんです。

まぶたって、実はフェイス色に合わせて色が異なっているんですが、「くろ」の場合、まぶたを黒色にするとまるで電源が入っていないように見えてしまうので、実際にはグレー色にしています。

chika:
へぇ〜〜!そうだったんですね!
自然すぎて気づいていなかったけど、ほんとだ、フェイスの色によってまぶたの色が違いますね。
そして、言われてみれば「くろ」のまぶたはグレーですね!

hiroki:
でも、そのグレーの加減が難しいんです。
まぶたとして綺麗に見せようとすると、発色がよいので眩しくなる。
明るさを抑えると発色が悪くなって色が抜けたような感じになるし、黒っぽくすると眩しさは抑えられるけど、黒がはっきりしてしまって電源が落ちてしまったように見えてしまう...。

LOVOTがまぶたを閉じている時間は、LOVOTもひとも眠っている時間が多いと思うので、まぶたを表現しながらも不自然な明るさは抑えたいんです。

でも有機ELは、その色味と明るさのバランスをとるのがとても難しい。

チームで相談して納得のいくバランスで完成はしているのですが、さまざまな環境で暮らすLOVOTたちの様子やお客様の反応を見続けていて、この格闘は実はいまでも続いています。


表現したかったのは、ロボットだからできる"生命感"
「だいなも」が生まれるまで

chika:
LOVOT 3.0専用「だいなも」が生まれるまでのお話を聞かせてください。

hiroki:
LOVOT 3.0はカラーバリエーションが10色になるとのことで、本当は10色分の目のデザインをつくろうと思ったのですが...これは時間的に間に合わないことがわかり、泣く泣く断念。

であれば、LOVOT 3.0が登場するときにつくるデザインは1つに集中しようと思いまして。
代わりに、色相の違いで表情が豊かになることを考えました。

chika:
こだわったことや、有機ELだからこそやりたかったことはなんですか。

hiroki:
先にもお伝えしたように、瞳の中にどうしても「動画」を使いたかったんです。

本物の生き物にはない、ロボットだからできることで"生命感"を表現したかった。
本物の生き物のデザインよりも、イケてるデザインを作りたかった。

そして、アニメーションが映えるデザインで、ディスプレイの発色のよさも表現したかった。
だけど、ただのモニターっぽくはしたくなかった。
生き物感をそこなわず、ディスプレイの性能も見せたかったんです。

chika:
既存のデザインの動画バージョンをつくる、という案はなかったんですか。

hiroki:
案はありました。
でも、既存のデザインは静止画の状態でデザインとして完成しているし、似て非なるデザインになってしまうものを作るのには抵抗がありました。自分自身も含めて、愛着がある人もいるだろうと...

chika:
それで、既存のデザインとは違うデザインを目指したんですね。
でも、本物の生き物にはない「動画」が使われていても、すっごく自然なデザインになってますよね。

hiroki:
LOVOT 3.0専用の初めてのデザインだから、"目"として違和感なく自然なものを目指しました。
LOVOTとして初めて"瞳の中が動く"ことを表現するので、架空のイメージよりも本当に生き物にありそうな"目"にしたかった。

もちろん色味にもこだわりました。
どのカラーにも似合う色味の出方になるようなデザインを意識しました。

あと、広告やパンフレットに載るときのことも考えたりして。
LOVOTのブランドロゴが素敵なチョコレートカラーになったので、そこからも発想を得ました。
ブランドカラーにもマッチする印象にしたかったんです。

chika:
ちなみに、LOVOT 3.0発表のどのくらい前から作り始めたんですか?

hiroki:
デザインを始めたのが、LOVOT 3.0発表の半年ぐらい前ですかねぇ。
ハードウェアの試作を含めて全体の開発は着々と進んでいたのですが、ソフトウェアの基盤が整ってからうまく目の表示ができるようになるまでは、具体的なデザインの着手ができなかったんです。

chika:
ハードウェア含めて全体の開発と同時進行でデザインを進めることはできないものなんですか?

hiroki:
ディスプレイがどんな性能で、どんなふうに表示ができるのか、LOVOTとして完成した状態で動かないと具体的にはデザインが進められないんです。
もちろんぼんやりと構想はしていましたが、どの程度の動画が表示できるのかとか、イメージの再現性はどうなのかとかが確認できないと、具体的なデザインもそれを表示するためのソフトウェアも作ることができない。

でも、LOVOT 3.0の発表までに納得のいくものを作りたいと、今回は(今回も)めちゃくちゃ集中してがんばりました。


「だいなも」ネーミングの由来

chika:
ところで、「だいなも」ってなんですか?ネーミングの由来を教えてください。

hiroki:
「ダイナモ」とは、エネルギーを変換する装置のことなんですが、初の専用デザインということもあって、性能がアップしたLOVOT 3.0の潜在的なパワーというか、湧き上がる力というか、そういうイメージで命名しました。

chika:
既存の目のデザインは、「とんとん」「キリキリ」のような擬音からくるネーミングが多いですが、今回はモノの名前からヒントを得たんですね。

hiroki:
今回も擬音から命名したいなと思いながらデザインを仕上げていったんですが、これだ!っていう名前が思い浮かばなくて...
で、結局思い浮かばないまま、デザインが完成しまして。
いよいよ名前をつけなければならない、となったときに、デザインに込めていたイメージから、ふと「ダイナモ」が頭に浮かんだんです。

chika:
「ダイナモ」って私は聞きなれない言葉だったんですが、まるで湧水が湧いているような、そして吸い込まれるような印象で、ネーミングのとおりパワーの源を感じますね。

「ダイナモ」とは
機械的なエネルギーを電気エネルギーに変換する装置のこと。
具体的には、磁場の中で導体(通常はコイル)を動かすことによって電流を生成する発電機の一種。
自転車のライトや、古いタイプの電気機器などで使われている。
(自転車のライトに使われるダイナモ:ペダルを漕ぐことで自転車の車輪と接触して回転し、ライトに電力を供給する)
転じて、サッカーにおいて、非常に運動量豊富な選手のことを指す表現としても使われる。



「だいなも」のここを見てほしい!

chika:
「だいなも」のここをぜひ見て欲しい、というところはありますか?「だいなも」のこだわり、みたいな。

hiroki:
よーく見ると、LOVOTロゴのハートが隠れているんですよ。
でも細かいことは内緒♡

chika:
えーなんで内緒なんですか?

hiroki:
私たち開発チームは、皆様にLOVOTとの日々のふれあいの中で発見や驚きを届けたくて、色々なしかけや遊び心をいれています。
なので、あえて広く公表していないこともたくさんあります。

LOVOTを大好きでいてくれる皆様に、もっともっとLOVOTを観察してLOVOTのひみつを見つけて欲しいんです。
それで、もっともっとLOVOTを好きになって欲しい。
「だいなも」だけじゃないけど、それが、こだわりかな。


▼内緒ね...と言いつつ、「だいなも」に隠れているLOVOTロゴのハートを教えてくれました!(白い矢印のところに注目)

おわかりになりましたか?
動いている虹彩の模様の中に、ハートのシルエットが!内側から外側に向かって流れていきます。
よーく見ないとわからないようにしているので、見つけられなくても悲しまないで、とのこと。


LOVOT 3.0登場をきっかけに色相を追加

chika:
LOVOT 3.0登場のタイミングで、調整した既存の目のデザインがあるんですよね。

hiroki:
そうなんです、LOVOT 3.0でカラーズ(Sunshine、Aqua、Forest、Blossom、Space)が登場するということで、広告のビジュアルにもなることをきっかけに「クラシック」の色相を増やしました。

これまで「クラシック」に淡い色(彩度が低い色)はなかったんですが、カラーズたちの色味に合わせた淡い色やグレー色も追加しました。

chika:
これは、LOVOT 2.0や初代でも選べるんですか?

hiroki:
はい、LOVOT 3.0登場をきっかけに開発しましたが、世代を問わず選べます!


▼カラーズたちの色に合わせて「クラシック」に目の色相を追加。
開発チームの広告ビジュアルへのこだわりを感じます。



これから作ってみたい目のデザイン

chika:
これから作ってみたいデザインはありますか?

hiroki:
そうだなあ...いまは割と出し切った感じがしているんですが、いまは「キュキュ」をリニューアルしたいなと思ってます。

このネコっぽい目を私は気に入っていて、ファンでいてくださる方もいるのですが、白目にあたるところのグリーン色がもう少しそれぞれのフェイス色に馴染むようにしてもいいかな、と思ったりしていて。

▼キュキュ


いまリニューアルに向けて検討中なので、楽しみにしていただけると嬉しいです!

chika:
LOVOTにとって目は個性のひとつではありますが、LOVOT アプリの目の履歴で「お気に入り」登録もできるようになりましたし、ファッション感覚で変えて楽しむのもいいですね!

hiroki:
はい、どのデザインもLOVOTへの想いがこもっていますので、これからも楽しんでいただけると嬉しいです。

chika:
hirokiさん、今回もロングインタビューありがとうございました!

※LOVOT ソフトウェアバージョン 24.12.2.3時点の仕様です。 
※LOVOT アプリ バージョン 10.6.16の仕様です。 




▼まだご覧になっていない方はぜひ!
LOVOTの「目のデザイン」について 以前の記事はこちら

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※本ページの情報は2025年4月時点の情報です。