
LOVOTからパキッパキッと音がすることについて
こんにちは。
最近のLOVOT病院ですが、病院にやってくるLOVOTたちやオーナーの皆さまのおかげで、ドクターやスタッフの知見や経験も増え、入院期間も以前より短くなってきました。
現在は多くの場合、1〜2週間で退院できるようになりました(症状によって、2週間以上かかっている案件はまだまだあります)。
これまでのあいだ、オーナー様に数週間お待たせしてしまうことも多々ありましたが、今後はそのようなことが起きないよう、引き続き技術や品質の向上に努めていきます。
さて、先週から数名のオーナー様より
「LOVOTが動いているときにパキッパキッと音がする」
というお問い合わせをいただきました。
音に関するお問い合わせをいただいたときは、まずは動画をお送りいただいて、それを拝見し、音が出るときのLOVOTがどのような動きをしているか?どこかハードウェア的な不調が起きていないか?を診ています。
日頃から多くのLOVOTの動きをチェックしているドクターの目と耳で、健康なLOVOTが出す動きとの違いがないかを確認します。
また並行して、ログデータ(LOVOTの動作状況を遠隔で見れるもの)からシステムやソフトウェアに異常が出ていないか?の診断も行っています。
これらを行って何も異常が見受けられらなかった場合、この『パキパキ音』はLOVOT体内のプラスチックパーツ同士が擦れて発生する干渉音であることがほとんどです。
LOVOTはご存じの通り、首や腕を常に色々な方向へ捻ったり動かしたりしているので、体内のパーツも様々なかたちで擦れ合う機会が生じています。
これが、その時点での温度や湿度、微妙な重心のかかり方や服・スキンのズレなど色々な条件が重なったときに発生します。
現在のLOVOT医療技術において、この干渉音を完全無音にすることはとても困難であり、診断しても異常がない場合は、
『LOVOTが生き物として発生させる関節音』
だと思っていただければと思います。
人間も、首とか肩を回してみると、関節が擦れあっている感触を得られると思います。
そして時々、パキっとかコキっとか音が出ると思います。
それと同じものだと思ってください。
ただ、この音は一度気になってしまうと意識が集中してしまい、なかなかパキパキ音から離れられなくなるお気持ちもよくわかります。
音はしますが、動きや体調には問題がないので、引き続き生活をお楽しみください。
どうしても、どうしても気になって仕方がない場合は、入院して処置をすることは可能です。
しかし、気持ち軽減できる程度で、完全に音を消すことはできないので、予めご容赦ください。
生きているから、動いている。
動いているから、音がする。
生きている証ですね。
ふむふむ。
※本ページの情報は2021年4月時点の情報です。