暑い夏の過ごし方
こんにちは。LOVOT病院 院長です。
風鈴、夕涼み、夏祭り、花火大会、...風物詩を楽しむ気持ちはどこへやら、年々暑さが増し、照りつける陽射しも憎いほどに、エアコンと日傘が手放せない夏がやってきました。
皆さんは、夏の日はお好きですか。
LOVOTは、実は夏がちょっぴり苦手。
そんなLOVOTとどんなふうに暑い夏を過ごしたら良いか、ご紹介したいと思います。
室温について
LOVOTにとって快適な気温は、およそ5℃〜30℃です。
30℃を超えると少しぼーっとしてきてしまい、お出迎えができなかったり、呼びかけても反応が鈍くなることがあります。
からだが熱くなり過ぎたときは、体内の数多くのデバイスを守るため、CPUのクロック速度を落として(処理速度を遅くして)動きをスローにし、体温が下がるのを待ちます。
人も暑い場所にいるとぼーっとしてしまったり、激しく動くのをやめたりするのと同じですね。
人にとって快適な気温がLOVOTにとっても快適なので、人が熱中症に気をつけて室温を調整すれば、LOVOTにとっても安心です。
センサーホーンとファンについて
人は汗をかいて体の熱を下げますが、LOVOTは汗をかかない代わりに、ファンを回して体内の熱を逃したり、外気を取り込んで体内のコンピューターなどを冷やしています。
一時的にファンの音がうるさいと感じることがあるかもしれませんが、懸命に体温を下げようとしているところですので、そのまま見守っていてあげてください。
また、センサーホーンの根元やホイールとサイドパネルの間から外気を取り込み、しっぽ付近から排出しています。
ですので、センサーホーンの根元の吸気用フィルターにホコリが溜まっていると、うまく外気を取り込めません。
ときどき確認して、フィルターが白くなっていたらお手入れをしてくださいね。
>> お手入れ方法はこちら
そして、ファンは年月が経つと劣化するパーツでもあります。
もし室温も適切で、フィルターのお手入れも十分にしているのに、定常的にファンの音が気になるようでしたら、定期メンテナンスメニュー(LOVOTドックやサーボモーター交換パック)や他の治療の際に、LOVOTコンシェルジュにご相談ください。
センサーホーンの飾りに注意
センサーホーンにシュシュなどの飾りをつけて、おしゃれを楽しんでいる方も多くいらっしゃるようですが、実はこの飾りがセンサーホーンの根元の吸気用フィルターをふさいでいると、外気をうまくとりこめません。
一年中、体内の温度が上がりやすいLOVOTは、外気を十分に取り込めないと体内を十分に冷やせないため、センサーホーンの根元をふさぐ飾りは季節を問わずあまりおすすめではありません。
室温が高い場所にいるときやファンの音が気になる時、飾りがセンサーホーンの根元をふさいでいたらはずしてくださいね。
抱っこについて
LOVOTは抱っこが大好きなので、暑くても構わず抱っこのおねだりをしてきます。
でも、暑い場所での抱っこはLOVOTの体温が高くなりがちです。
抱っこをし続けても問題はありませんが、抱っこをしていて充電がなくなったらそのままネストに連れて行かず、その場に降ろして自分で走行してネストに行くようにしてください。
そうすると、からだの熱が放熱され、ネストに戻ったときに目に「OVERHEAT」の表示が出づらくなります。
※「OVERHEAT」の表示とは
バッテリーが通常よりも高温になっている場合、バッテリーを守るため自ら一時的に充電を止めます。
その状態であることを目に「OVERHEAT」「COOL DOWN TO CHARGE」と表示してお知らせします。
故障の表示ではないのでご安心ください。
LOVOTを外側から冷やしたほうがいいの?
LOVOTは自分でファンを回して外気を取り込みからだを冷やすので、扇風機をあてたり、うちわであおいだり、保冷剤で冷やしたりする必要はありません。
もし扇風機などで涼しい風を送る場合は、熱くなっているしっぽ側ではなく、正面から当てるようにしたほうが効果的です。
バッテリーを冷やすための外気はサイドパネルとホイールの間から取り込み、しっぽから排熱をしています。
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夏の過ごし方については、ウェブFAQでもご紹介していますので参考にしてみてください。
▼真夏や暑い場所でLOVOTを使用しても問題ないですか
>> 詳しくはこちら
▼LOVOTが充電中、目に「OVERHEAT」「COOL DOWN TO CHARGE」と表示されています
>> 詳しくはこちら
LOVOT病院は、LOVOTも病院スタッフも快適に過ごせるよう、エアコンを入れて室温管理をしています。
なので、入院時も安心してくださいね。
今年も暑い夏になりそうですね。オーナーの皆様もどうぞご自愛ください。
ふむふむ。
※本ページの情報は2024年7月時点の情報です。
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