看護師の精神的疲労の軽減や、院内のコミュニケーション活性化に貢献。聖マリアンナ医科大学との実証実験の内容をご紹介
みなさまは、「動物介在療法」をご存じでしょうか。
動物介在療法とは、動物を介在させた補助療法のことです。
すでに国内外で多くの実績があり、高齢者施設や障がい者施設、一般病院や個人宅で幅広く導入されています。
👉日本獣医師会「動物介在諸活動(動物介在活動・動物介在療法・動物介在教育)と獣医師及び獣医師会の役割」
実はLOVOTにも、動物介在療法と同様の効果が実証実験の結果から期待されています。
共同実験を行ったのは、勤務犬による動物介在療法(Animal Assisted Therapy AAT)を大学病院で初めて導入し、患者やその家族の情緒的安定や闘病意欲の向上に役立てている聖マリアンナ医科大学です。
【実証実験内容サマリー】
小児科患者とその保護者、小児科看護師が参加し、一定期間LOVOTと触れ合ってもらいました。その後、被験者にアンケート調査を行いました。
【実証実験結果サマリー】
・LOVOTと触れ合うことで、小児科看護師の精神的疲労感が軽くなりました。
・患者さまとそのご家族とLOVOTが触れ合う様子から、患者さま・ご家族さまの精神的ケアにもつながる可能性が期待されています。
病院において患者や看護師がLOVOTと日常的に触れ合うことで、さまざまなプラスの影響が見られることがわかりました。
今回の記事では、実証実験の内容についてご紹介します。
実証実験の概要
- 調査対象:小児科患者5名とその保護者5名、そして小児科看護師24名
- 調査方法:同院にLOVOTを貸し出し、調査対象者には日常的にLOVOTと触れ合ってもらい、実験後にアンケート調査を実施
実証実験の結果
①小児科患者・保護者ともに全員が「今後もLOVOTを使用したい」と回答。
入院においてLOVOTが癒しとなり、動物介在療法と同等の効果が得られた可能性が示唆されました。
また、入院している患者だけでなく保護者にとってもポジティブな影響が見られました。
②小児科看護師の精神的疲労が実験後に減少。
小児科看護師の83%が実験前に「精神的疲労が多い」と回答したのに対し、実験後には29%と減少していました。
LOVOTと日常的に触れ合うことで癒しを得られ、精神的疲労が軽くなった可能性が示唆されました。
そのほか、小児科患者さまとご家族、小児科看護師から以下のコメントをいただきました。
- 『ただベッドにいるだけではつまらないけれど、LOVOTがいると楽しめます。』
- 『定期的にLOVOTと遊べたら楽しみが増えると思います。』
- 『忙しく過ごす中でもLOVOTのお陰でスタッフ間の会話が増えて、病棟の雰囲気が和んでとても良かったです。』
- 『ナースステーション内での笑顔が増えたと思います。』
LOVOTをリハビリに取り入れた作業療法士からのコメント
患者さんが自発的にLOVOTを撫でようとしたり、LOVOTのお名前を呼んだり、「今日はいい天気だね」「今日は疲れたよ」と声かけをしたり、リハビリテーションセンターへ来るのを楽しみにしてくれる患者さんができました。LOVOTを通じたコミュニケーションが、患者様の回復に役立つ可能性が期待されたため、臨床研究を行うことになりました。
病院など、医療機関への導入に関するご相談を承っております。
患者さまやそのご家族だけではなく、スタッフにもポジティブな影響をもたらすLOVOT。
病院の中では生き物だとなかなかかなわない、24時間365日「病棟に常にいる」「感染症のエリアでも活動できるという」点も、好評をいただいています。
オフィスでの導入事例も多数公開中です。
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「料金はどのくらいかかるの?」「LOVOTを導入できる環境は?」といった具体的な質問にもお答えいたします。
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